北九州ICTインテリジェントエリア実験の一環として，無線ネットワーク環境を利用した，商店街の活性化を実現するアプリケーションの開発とその検証を行ないました． この実験は，北九州市街地をICT実証実験のフィールドとして幅広く開放することで，ICT分野の産学官連携機能の さらなる向上を図り，新たな情報サービス産業創出を目指すことを目的としています． また，プロジェクト実施に関しては，大学教育におけるPBLと連携し，地域における幅広いICT人材育成も目的とされています． このPBLには修士１年１４名，学士１名が参加しており，このうち３名が本研究室から参加しています．

本実験では，当日早朝から小倉商店街にシステムを構築し，一般の参加者を募り，参加者の方にはSunSPOTと呼ばれる無線デバイスを配布しました． デバイスをモニターにかざすと商店街の約７０店舗の中から，参加者の目的に応じた店舗情報がモニター上に映しだされたり，魚町商店街にちなんだアンケートに答えたりすることができます．

本実験は西日本新聞にてカラーで掲載されました．
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/148270

本実験の結果や考察につきましては，２０１０年３月に発表会が行われる予定です．具体的な内容に関しましては後日当ホームページにておしらせいたします．